ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「そうだわ子猫ちゃん、せっかくこうして出会えたのだから、わたしたちお友達になりましょうよ。わたしね、実はこのお店の料理人さんと商売の話をしに来たんだけれど、そちらの話がうまくまとまれば時間ができるから、よかったらあとで一緒に遊ばない? あなたのお休みの日はいつかしら? おしゃれをして、スカイヴェン国の王都観光に行きましょうよ!」

 人魚のルールーは、エリナの両手を握って言った。
 どうやら彼女は、明るくて積極的な性格のお嬢さんのようだ。

 ルールーの明るさに照らされて、エリナも楽しい気持ちになり「ふたりで王都のお散歩に行くんですね。すごく楽しそう」とにこにこした。
 そして、状況が状況だというのに、皆は赤い髪の人魚の美少女と白い耳の可愛い子猫が仲良く手を繋いでとことこ歩く様子を想像して、その場にほっこりした空気が流れた。

「わたしね、スカイヴェン国に来たら、新しいお友達を作ろうと思って楽しみにしていたの。子猫ちゃんのその白い耳、ふわふわで可愛くてとても素敵だわ」

「ルールーさんの耳も、不思議で美しい形をしていますね。光が透けて見えて、とても綺麗です」

 彼女は人魚なので、ヒレに似た半透明の耳をしているのだ。

「嬉しいわ、ありがとう。そうだわ、わたしたち、王都のアクセサリー店でお揃いの耳飾りを買いましょうよ!」

「わあ、素敵ですね!」
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