ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜3
「わたしは11歳だ。今回が初めて、単独で他国への使者になったのだが……気持ちが先走り、不慣れな点も多々あるが、自分の役割には真摯に取り組む所存である」

「王子さまもがんばっていますね」

(こっちは外交までやってるし、すごい!)と感心するエリナに褒められたウィリオ王子は「いや、その、がんばっているぞ、うん」と少し赤くなった。

「みんなまだ子どもなのに偉いですね。わたしは21……」

 日本での年齢を言いかけて、エリナは口ごもった。

(あれれ、この国のわたしは何歳なんだろう?)

 エリナが自分の歳がわからなくなったのだと思い、ルールーは「ふふふ、そういうエリナもわたしよりも小さいのに天才料理人として他国まで名が知れているのよ? たいしたものじゃない」と言った。

「獣人の歳のとり方は、わたしたちとさほど変わらないと聞いているわ。エリナはまだ、5つくらいかしら?」

「えっと、その……7つくらい、かな?」

 自信がなさげに答える。

「まあ、そうなの。とっても可愛いから小さく思っちゃったわ、ごめんなさい。エリナはとてもしっかりと話すから、同い年だと言われても納得するほどよ」

 ウィリオ王子も同意した。

「そうだな。しかも、料理人として認められる仕事をしているとは、大変素晴らしい。わたしもエリナを見習って、王族としてもっと勉強をして経験を積み、一人前になりたいと思うぞ」

 ウィリオ王子の決意を聞いて、セラは「おお、うちの王子がやる気を出した!」と嬉しそうな顔をした。
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