冷徹御曹司の溺愛は突然に、烈火のようにほとばしる~愛なき契約夫婦の艶美な一夜~
「玲奈、何にする?」

「フルーツサンド1択です。それにアールグレイ。」

「だよね。私もフルーツサンドにしよ。コーヒーにしようかなぁ。」

2人でオーダーし、また話に花が咲く。

「忘れる前にこれ。どうもありがとうございました。」

茶封筒に入ったお金を渡される。
意外と分厚い。

「こんなに?!」

「うん。ちりも積もれば…だね。それに後半1本あたりの値段が上がったの。出来がいいからって。」

「ありがとう!すごく嬉しい!」

「手渡しって私も持ち歩くの緊張した。今どきないよね。口座おしえてくれたらいいのに。」

「ごめんね、迷惑??」

「そんなことないけどさ。」

「元彼と色々あったから手渡しが良かったの。でも聞かないでよ!何があったかは。もう忘れたから!」

「もう!困った時に連絡してきてよ。」

「次はそうさせてもらうよ。記憶を消去する前に千波にいうね。」
< 90 / 205 >

この作品をシェア

pagetop