このまま惚けて、それから
*
「……で?」
「ん?」
「ん?じゃなくて。この状況は何?」
「俺と未羽のラブミッション」
「そういうのいいから真面目に答えろや」
「俺がいつふざけたっていうんだよ」
「常にだろ」
「まあまあ。俺らカップルだし。couple」
「発音の良さは求めてない」
放課後。
私と青は街中にも関わらず手を繋ぎ、肩を寄せ合い、10mほど先を歩く向日葵と雲井くんの後を追っている。ちなみにそんな私たちのさらに5m後ろに花ちゃんが居る。
総合的に見てただのカオスである。
「大体、花ちゃんに頼んでるんだから私らが尾行する必要は無いでしょ」
「分かってないなぁ未羽。星名とストーカーを当てにしたらダメだよ」
「じゃあなんで呼んだんだよ」
「俺は友達が少ないから。未羽がどうしてもって言うから星名を呼ぶしかなかったんだよ。あとあのストーカー女は呼んだんじゃなくて俺をストーカーしてるだけ」
「はあ……」