このまま惚けて、それから








「……で?」



「ん?」

「ん?じゃなくて。この状況は何?」


「俺と未羽のラブミッション」

「そういうのいいから真面目に答えろや」


「俺がいつふざけたっていうんだよ」

「常にだろ」


「まあまあ。俺らカップルだし。couple」

「発音の良さは求めてない」




放課後。


私と青は街中にも関わらず手を繋ぎ、肩を寄せ合い、10mほど先を歩く向日葵と雲井くんの後を追っている。ちなみにそんな私たちのさらに5m後ろに花ちゃんが居る。


総合的に見てただのカオスである。



「大体、花ちゃんに頼んでるんだから私らが尾行する必要は無いでしょ」

「分かってないなぁ未羽。星名とストーカーを当てにしたらダメだよ」

「じゃあなんで呼んだんだよ」

「俺は友達が少ないから。未羽がどうしてもって言うから星名を呼ぶしかなかったんだよ。あとあのストーカー女は呼んだんじゃなくて俺をストーカーしてるだけ」

「はあ……」




< 108 / 144 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop