いつもあなたを



14歳の私は、普通の女の子ではない。
親が離婚して、母親に引き取られた弟1人と
児童養護施設に預けられ、生活していた。


わ、もうこんな時間!!行ってきまーす!

気ぃつけやー!!!


中学生になってからの私といえば
部活と友達が大事で恋愛なんてさっぱり
というわけではなくて気になる男子はいた。


ふみたろー!おはよー!

え、おはよー!


そう、この人が私の気になる人。
クラスのムードメーカーでいつも明るくて
誰に対しても同じ態度で、裏表のない人。


でも好きになると自分から喋りかけれない私は
1日に1回話せれば良い方。

お昼時間、親友の真子が話しかけてきた。


真子「ふみー!もっと喋りにいきなよー!」

史「えーそんなん無理無理恥ずかしいし!」

真子「ふみは、好きな人に対して
好きじゃない態度が出過ぎてんの!
これじゃ相手も好きかどうか気付かんわ!笑」

私「はははっ。言えてる笑
何でこんな素直じゃないんやって
自分でも思うもーん」


中学2年生にもなると
周りはカップルだらけで
話を聞いてると皆すごいなぁって思う。
好きって伝えて、両思いになって
一緒に帰って、メールして、、、
羨ましいのに程遠い、、まぁ、いつかそんな相手ができたらいいな。

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