アキを救えるなら私は何にでもなる
入学式終了後、キミとアキ先生は一旦別れ、別々でご飯を食べに行った。アキ先生は学校で支給された弁当を、キミは自分で作ったうどんを食べた。

アキ先生は仕事で学校に残り、先にキミだけが帰ることになった。

帰宅後、キミはアキ先生の分の洗濯物も取り込み、夕食を作ってた。

思えば、料理なんて久しぶりに作ったな。家族と住んでる時は母におまかせだったし、春休み中は引越しの片付けでアキ先生と分担して、キミは洗濯物を取り込んだり掃除したりで、料理はアキ先生に任せてた。

美味しく作れるか不安だったから、今日は得意料理の焼肉でいっか。だけど、一応お祝いの日だからな。違うの作るか。
初めて作るけど、レシピがあったから、魚料理にした。意外と美味しくできたので、少し豪華に盛り付けた。

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