アキを救えるなら私は何にでもなる

幕間 キミの殺害計画!?

ついに、卒業式の前日ー。


キミはその前日、やはり菊音池公園に向かった。最後の最後にアキに会えると思ったから。

そして、まだ心に残っている思い出と共に、大空に祈りを捧げようと思ったから。

そして、アキに心の中で、「私、空咲高校、受かったよ。本当にアキにまた、教えて貰えるのかな？」と言いたかったから。

そんな事を考えてるうちに、公園に着いた。


そこで、見たものはー。

「あなたのせいで、1人反逆者が出た！どうにかして！このナイフで！」聞き慣れている、南風原先生の荒れ狂った声｡


だけど､そう言ってる先にはー｡
「え､うそ､何であなたが？｣


視線の先には、アキの姿｡その目は虚ろで、虚空を見ていた｡まるで､南風原先生に従っているような｡

アキは､南風原先生に
「うん､分かった｡ちなみに、その生徒は誰？」と言い、南風原先生は、「月島キミ｡明日の卒業式に決行よ｡｣


そう聞いた瞬間、背筋が凍った｡なんと､その正体はキミだったから｡急いで帰り､明日の準備をした。だって、明日､もしかしたら､アキに…大好きな人に､大嫌いな人が命令して、キミが殺されるかもしれないから。


早く寝て､明日のために体調を整えたが､凄い悪夢を見てしまったのか､逆に寝れなくなった｡