The kiss of death!!〜イケメン悪魔5兄弟VS私!!〜





ギャレットの気持ちはわからないこともない。
バッカスとの意思疎通は食抜きではなかなか難しい。


「それでギャレットはミアからの条件を飲むの?」


話が逸れてしまったので私は再び話を戻すためにギャレットに話しかけた。


「…」


ギャレットはそんな私を黙って睨みつけた後、ふいっと視線を逸らした。


「嘘だと思いたいけどこれは大きなチャンスなのでは?あのミアちゃんがチェキの許可を条件付きでくれるとか絶対今後あり得ないことだよ。嘘にしては信憑性がありすぎる。ミアちゃんのことだ。大切な友だちからのお願いが断れなくて逆に俺が諦めるような無理難題を言ったんだ。そうに違いない。さすが俺。計画通り。やっぱり友だちからのお願いは断れなかったね。焼死体になる訳ないじゃん。バカじゃん」


こちらを一切向くことなくブツブツとギャレットが何かを言っているが全く聞き取れない。

だが雰囲気的にバカにされているような気がするのは気のせいだろうか。





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