年上同期から恋人へのロード
「もう、終わったことです。それに学生時代の話ですから」
そう言って、一呼吸してから、
「でも突然どうしたんですか」
「実は俺、就職して大阪に勤務してたんだけど、プロジェクトでそっちに転勤になってさ。
どうしてるかなと思って」
「そうでしたか・・・先輩がお元気そうで良かったです」
そうなんだ、先輩こっちに戻ってきたんだ。
「牧瀬、俺を許してないよね・・・」
その言葉にどう返事をしていいかわからず、しばらく沈黙が続いた。
「すみません、どう答えていいかわかりません。ただ、もう私の中では終わったことです。あれから何年も経ちましたし、私も大人になりました。」
許していませんとも、もう気にしていませんとも言えなかった。
自分でもわからないからだ。
「そうだよね、自分が牧瀬に辛い思いさせといて、牧瀬に答えを求めるなんて・・・ほんとごめん」
栗田先輩は声を震わせるようにゆっくりと話した。
「ずっと、電話しようと思っては、途中でかけるのを止めたりの繰り返しだったよ。無神経だと罵倒されてもしかたないし、覚悟している。ただ、高校生の時みたいにまた牧瀬と話をしたいんだ」
いつも皆をリードしてくれた先輩の初めて聞く弱々しい声。
そう言って、一呼吸してから、
「でも突然どうしたんですか」
「実は俺、就職して大阪に勤務してたんだけど、プロジェクトでそっちに転勤になってさ。
どうしてるかなと思って」
「そうでしたか・・・先輩がお元気そうで良かったです」
そうなんだ、先輩こっちに戻ってきたんだ。
「牧瀬、俺を許してないよね・・・」
その言葉にどう返事をしていいかわからず、しばらく沈黙が続いた。
「すみません、どう答えていいかわかりません。ただ、もう私の中では終わったことです。あれから何年も経ちましたし、私も大人になりました。」
許していませんとも、もう気にしていませんとも言えなかった。
自分でもわからないからだ。
「そうだよね、自分が牧瀬に辛い思いさせといて、牧瀬に答えを求めるなんて・・・ほんとごめん」
栗田先輩は声を震わせるようにゆっくりと話した。
「ずっと、電話しようと思っては、途中でかけるのを止めたりの繰り返しだったよ。無神経だと罵倒されてもしかたないし、覚悟している。ただ、高校生の時みたいにまた牧瀬と話をしたいんだ」
いつも皆をリードしてくれた先輩の初めて聞く弱々しい声。