年上同期から恋人へのロード
「真希ちゃん、今電話大丈夫?」
「大丈夫だよ、もう家でゆっくりしてる。休みの日のお誘い?」
「すっ、鋭いね・・・」
「何よ、その返事、何か意味深・・・」
「実はさ、栗田先輩から電話があってさ」
「わっ、沙羅の口から久々に聞いたわ、その名前。大失恋の元彼が何で今頃?」
「最近転勤でこっちに戻って来たらしくてね、結論から言うと、栗田先輩の友人に私の友人を紹介してほしいって頼まれた」
「頼まれたって・・・元彼、どんな神経してるんだか。で、沙羅のことだから引き受けたんでしょ」
「・・・ごめん、そうなんだ」
真希ちゃんはふぅーっとため息をついて
「引き受ける沙羅も沙羅だよ。私が断っても、誰かを誘って行くんでしょ。それだったら私が行くわぁ。沙羅のこと心配だし」
「まぁ、そうなりますね・・・」
「そうなるよね。まぁ、私、今ちょっといいなと思ってる人がいるんだけど、迷ってるんだ。他の人に会うことで、自分の気持ちわかるかもしれないし。だから行くよ」
「真希ちゃん、ありがとう!心強いよ」
「ところでさ、最近名前が出てた年上同期のイケメンくん、その後どぉ?秋月くんだっけ」
「どぉって言われても、いつも通りだよ。この間、決算お疲れ様ってご馳走してくれたんだけど、いつも通りに憎まれ口叩いて、栗田先輩の話して、彼女いないとか。ただ・・・帰りろうとしたら腕掴まれたんだけど・・・」
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