年上同期から恋人へのロード
秋月くんは、いたずらっぽく笑う笑顔の中に、瞳だけが笑っていなかった。
夜景のせいなのか、開放感から私は今まで自分の胸に仕舞い込んでいた思いを、秋月くんに話し出した。
「先輩はみんなが憧れる存在だった。優しくてかっこよかった。背面で棒を跳び越える姿は息を呑むほどだった。でも、別れたあの日、人を好きになるのが怖いって思った。信じていた人に裏切られるってこんなにつらいんだって。上手く息が出来ないし、どうやって家に帰ったかも覚えてないくらいだったよ」
涙がでそうなのを我慢して、笑って見せた。
そう、もう過ぎた日の話だ。
すると、ふわっと秋月くんの手が私の頭を優しく撫で、凄く愛おしそうに私を見つめた。
「つらい思いしたんだ・・・意地悪言って、ごめん」
突然のことで、どうしていいかわからないけど、秋月くんの優しい声と手のぬくもりが、とても切なくなって、涙が溢れてきた。
真希ちゃんに話した時は
「何よそれ!私が乗り込んで説教してやるわよ!行くわよ、沙羅!」
と私が泣く前に、真希ちゃんが激怒して収まらなくて、かえって落ち着いていた。
別れた頃は、先輩を責めることより、自分を責めた。
私がもっと先輩に甘えていれば、もっと先輩に「好き」ってたくさん言ってたら・・・
先輩のこと、大好きだった。
夜景のせいなのか、開放感から私は今まで自分の胸に仕舞い込んでいた思いを、秋月くんに話し出した。
「先輩はみんなが憧れる存在だった。優しくてかっこよかった。背面で棒を跳び越える姿は息を呑むほどだった。でも、別れたあの日、人を好きになるのが怖いって思った。信じていた人に裏切られるってこんなにつらいんだって。上手く息が出来ないし、どうやって家に帰ったかも覚えてないくらいだったよ」
涙がでそうなのを我慢して、笑って見せた。
そう、もう過ぎた日の話だ。
すると、ふわっと秋月くんの手が私の頭を優しく撫で、凄く愛おしそうに私を見つめた。
「つらい思いしたんだ・・・意地悪言って、ごめん」
突然のことで、どうしていいかわからないけど、秋月くんの優しい声と手のぬくもりが、とても切なくなって、涙が溢れてきた。
真希ちゃんに話した時は
「何よそれ!私が乗り込んで説教してやるわよ!行くわよ、沙羅!」
と私が泣く前に、真希ちゃんが激怒して収まらなくて、かえって落ち着いていた。
別れた頃は、先輩を責めることより、自分を責めた。
私がもっと先輩に甘えていれば、もっと先輩に「好き」ってたくさん言ってたら・・・
先輩のこと、大好きだった。