年上同期から恋人へのロード
「ねぇ、秋月くんって彼女居ないの?」
笹田さんが突然した質問に私はどきっとした。
「彼女ですか?いますよ、最近ですけど両思いになりました」
隼人は爽やかに動じることなく、答えた。
「うそ~っ!それ聞いたら女性軍大泣きだよ!えっ、誰だれ?社内?あ、牧瀬さんなら同期だから知ってるよね?」
笹田さんは身を乗り出して私に聞いてきた。
「はい・・・え~っと、知っていますが・・・」
「え~教えてよぉ~」
「そうだぞ、先輩命令だ」
藤堂さんまで詰め寄ってきた。
私は隼人を見ると、隼人はくすくすと笑って頷いている。
「あの~・・・私です」
『え~!!』
2人が同時に声を上げた。
「も~なんだ!早く言ってよね!あっ、昨日のあの言葉・・・そうだったんだ、良かったね!お似合いだよ」
そう言って笹田さんが抱きついて喜んでくれた。
「牧瀬さんはしっかり者だし安心だよ。秋月を宜しくな」
「あ、はい」
藤堂さんに頼まれて、思わず返事をしてしまった。
「牧瀬さんってしっかり者だしね。それにね、可愛いのに自分では気づいてなくて。そうそう、太ももにほくろがあってね、色っぽいんだよ。あっ、もう知ってたりして。うふっ」
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