黒王子からの甘すぎる溺愛
視界に聖那の顔、そして天井がうつる。


「…聖那」


今から何をするかなんて言われなくても分かる。


「怖い?」


そんな聖那の問いに対して首を横に振る。


緊張で心臓はバクバクだけど、不思議と怖くない。


たぶん、いや絶対、いまのわたしの顔は真っ赤。


「ふ…かわい」


聖那の手がわたしの頬を包み、優しいキスを降らす。


少し動くたびにベットのスプリング音が部屋中に響く。
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