黒王子からの甘すぎる溺愛
「聖那に彼女がいたなんて!わたしもうムリ!」

「もう聖那のファンでいるのやめる…!!」


なんて言ってる人が何人もいた。


…全部わたしのせいだ。


わたしがあのとき断っておけば良かったのかもしれない。


そう思っても、過去のことは変えられない。


噂話に耐えられなくなり、一旦家に帰ると、
聖那がいた。


「ヒナ、電話したのに気づかなかった?」


「あ、ごめん。気づかなかった…」


やっぱり、あの話はもう耳にしてるよね。
< 268 / 371 >

この作品をシェア

pagetop