黒王子からの甘すぎる溺愛
一体どうしたら…


「大丈夫だから」


ね?と安心させるように、わたしを抱きしめる。


なぜかそれが心地よくて、安心した気持ちになった。


「ヒナはなにも心配しなくていい」


「で、でも…!」


唇を塞がれた。


「でも、じゃない。ヒナが心配するようなことは何もないんだよ」


わかった?と言われ、頷くしか他なかった。


この時のわたしはまだ安心していたのかもしれない。
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