一番好きなのは、キミだから



そういや朝陽。古賀ちゃんと、連絡先を交換したって言ってたな。


普通に、羨ましい。


俺も、七星ちゃんとスマホでも繋がりたい。


毎日『おはよう』とか『おやすみ』って、メッセージ送りたい。

いや、そもそも俺ら付き合ってもいないのに毎日は迷惑か。


七星ちゃんと、他にも繋がりが欲しい。


普通に、『メッセージアプリのID教えて』って、声をかけようか? さりげなく。


よし。気合いを入れた俺は、七星ちゃんの肩をポンポンと軽く叩いた。


すると、振り返った七星ちゃんの目から、ホロリと涙がこぼれる。



< 65 / 248 >

この作品をシェア

pagetop