【完結】この愛だけは決して揺るがない〜永遠の愛誓います〜
「……まぁ、はい」
「よし、決まったな。明日は美乃梨の服を買いに連れてってやろう」
そう言ってくれる凜人さんは、優しく微笑んでいた。
「……ありがとうございます。凜人さん」
「それと、下着の替えもないだろ?」
「し、下着っ……!」
言われれば、下着の替えもない……。全部燃えてしまった……。
「なんだ?」
「い、いえっ」
「流石にお前の下着を買いに行くのは、俺も困る所がある。 だから妹に頼んでおくから、一緒に買いに行け。金は出してやる」
そう言われていくつか聞きたいことがあるけど、何から聞こうか迷ってしまう。
「凜人さん、妹さんがいらっしゃるんですか?」
とりあえず絞り出してそう聞いてみる。
「ああ。父親は違うけどな」
と、凜人さんは涼し気な顔で答えてきた。
「……そ、そうですか」
なんかわたし、イケないことでも聞いてしまったような気がするのは、気のせいかな……?
「どうした?」
「……いえ、変なこと聞いてすみません」
「気にするな」
凜人さんはまたも、涼し気な顔で答えた。