ふたつ名の令嬢と龍の託宣
「リーゼは公爵閣下を怖がっていたように見えたけど?」
お茶会での様子をみていたアンネマリーは不思議そうに言った。先ほどエラに話したのと同じように説明すると、アンネマリーはしぶしぶ理解はしてくれた。
「リーゼがそういうなら……わかったわ。命令じゃどうしようもないものね。でも、何かあったらすぐ連絡をちょうだい。絶対よ」
そのタイミングで、アンネマリーの迎えがやってきて、用意された客室に戻るよう促される。
「じゃあ、わたくしは明日、先に帰るわね。リーゼも無理しないで、何かあったらすぐ手紙をよこすのよ」
アンネマリーは、念を押してからリーゼロッテの客間を後にした。
そして、戻った先の客間でアンネマリーは、第三王女の話し相手を務めるよう、王妃から命がくだったことを伝えられた。
こうしてアンネマリーも、王城に滞在することを余儀なくされたのである。
お茶会での様子をみていたアンネマリーは不思議そうに言った。先ほどエラに話したのと同じように説明すると、アンネマリーはしぶしぶ理解はしてくれた。
「リーゼがそういうなら……わかったわ。命令じゃどうしようもないものね。でも、何かあったらすぐ連絡をちょうだい。絶対よ」
そのタイミングで、アンネマリーの迎えがやってきて、用意された客室に戻るよう促される。
「じゃあ、わたくしは明日、先に帰るわね。リーゼも無理しないで、何かあったらすぐ手紙をよこすのよ」
アンネマリーは、念を押してからリーゼロッテの客間を後にした。
そして、戻った先の客間でアンネマリーは、第三王女の話し相手を務めるよう、王妃から命がくだったことを伝えられた。
こうしてアンネマリーも、王城に滞在することを余儀なくされたのである。