ふたつ名の令嬢と龍の託宣
 部屋に残されたカイは、「さてと」と言うと、おもむろに紅茶を淹れだした。

「はーい、お嬢様方。もうこちらに来て大丈夫ですよー」

 楽し気にエラの部屋をノックする。

 ドン! と客間全体が強い力で揺さぶられるのを感じながら、カイは女性陣をどうおもてなししようか考えを巡らせていた。

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