婚約破棄されたので薬師になったら、公爵様の溺愛が待っていました
「王太子殿下が、公爵夫人との対面を望んでいるためです」
「妻は、その王太子から王都への出入りを禁止されているはずだが」
冷え冷えとした声を出すメイナードに、セラは目を細めて微笑んだ。
「その件についてですが、お喜びください。王太子殿下は、公爵夫人をお許しになるとのことです。今回の件を深く反省し、王家への忠誠を誓うのならば、王都に戻るのも可能でしょう」
メイナードはすっと目を細めた。
「妻は反省しなくてはならないような罪を冒していない。それゆえに王太子に許される筋合いはない」
セラは今日初めて動揺したように表情を変えた。
「アレクシア様は王太子殿下の寵愛を受けるオーレリア様を卑劣な手段で攻撃したのです。犯罪行為は王太子殿下の婚約者と言えども許されません。本来ならば二度と王都に足を踏み入れることも許されない身なのです。それを特別に許すと王太殿下がおっしゃっているのです。もちろん国王陛下への根回しも致します」
「もう一度言うが、アレクシアは無実だ」
セラは納得できないように首を横に振った。
「いいえ。民たちにまで悪役令嬢と蔑まれる程、アレクシア様の所業は酷いものなのです」
「無責任な噂など信じるに値しない。話はこれで終わりだ。アレクシアは王都に行かせない」
「それはいけません!」
「いけない?」
メイナードの声に怒りが滲む。
「妻は、その王太子から王都への出入りを禁止されているはずだが」
冷え冷えとした声を出すメイナードに、セラは目を細めて微笑んだ。
「その件についてですが、お喜びください。王太子殿下は、公爵夫人をお許しになるとのことです。今回の件を深く反省し、王家への忠誠を誓うのならば、王都に戻るのも可能でしょう」
メイナードはすっと目を細めた。
「妻は反省しなくてはならないような罪を冒していない。それゆえに王太子に許される筋合いはない」
セラは今日初めて動揺したように表情を変えた。
「アレクシア様は王太子殿下の寵愛を受けるオーレリア様を卑劣な手段で攻撃したのです。犯罪行為は王太子殿下の婚約者と言えども許されません。本来ならば二度と王都に足を踏み入れることも許されない身なのです。それを特別に許すと王太殿下がおっしゃっているのです。もちろん国王陛下への根回しも致します」
「もう一度言うが、アレクシアは無実だ」
セラは納得できないように首を横に振った。
「いいえ。民たちにまで悪役令嬢と蔑まれる程、アレクシア様の所業は酷いものなのです」
「無責任な噂など信じるに値しない。話はこれで終わりだ。アレクシアは王都に行かせない」
「それはいけません!」
「いけない?」
メイナードの声に怒りが滲む。