恋歌-Renka-
「お嬢様………俺のこと瑞穂って呼んで下さいね。もし、くんとかつけたら……お仕置きは……」
瑞穂が女の子の耳に
口を近づけて囁く
「キスね………」
「きゃああああっ///」
さすが瑞穂!!!
一切笑顔を崩さず
テキパキと仕事をこなす。
むしろこの状況を
楽しんでるあたりが
彼(彼女)のすごいところ。
「ぼ、僕は江南と申しますっ!頑張ってご奉仕するので、ご褒美ください……ね?」
「江南くん可愛いーっ///」
ほんのり顔を赤らめてーーー
って、だから!!!
お前はシャイボーイかっ!!
でも、確かにちょっと
可愛いかもしれない。
顔はイケメンなのに……
「おーい、帝!オムライス出来たかー?」
「はいよ、No.1の華乃斗くん。」
「さんきゅ。」
私は厨房にいる帝から
オムライスを受け取って
再びホールに出る。
何だかんだお客様の
相手をしていたら
いつの間にか休憩
時間がきていた。