恋歌-Renka-



「私はオカルト系の類いが大好きなんだよ!」




「ふーん。人間には興味ないけど死人には興味あるって訳ね……」




「ん、何か言ったか?」




「別に何も言ってないよ。(普段、強気で隙のない花音の残念な一面が見れた!!!)」




「じゃあ、ほら行くぞーーーーー」




帝の手を掴んで引っ張り
暗闇の中を進んでいくと




『……私の首を………返せぇええぇ………』




掠れた声で何かが蠢いた。




「ぎゃあああああぁあああっ!!」




叫んだのは私ではない。
隣にいるヘタレ男子だ。




随分とまあ……




面白い叫び声だこと(笑)
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