恋歌-Renka-
「ああ、お前が女子の間で噂のイケメン帝くんか!」
「ふっ……俺がイケメンなんて当たり前の話ですよ。でも好かれるのは花音だけで十分です」
でた、恒例のナルシスト発言
って………えぇ!?ちょ!!
「さ、サラッと恥ずかしいこと言うなっ///」
赤くなる顔を直ぐ様両手で覆う。
そして私を後ろから
包み込むように抱き締め
耳元で「事実」と囁く
ドキドキドキドキドキドキ
もうっ!こんなんじゃ
心臓もたないよ!!
いくつあっても足りない!!
「ふーん。まあ、わかるよ花音可愛いもんね。チビなくせして威勢いいし、しゃべり方男みたいだし、アホっぽくて面白いし……。」
先輩………
それ褒めてるのか貶してるのか
どっちですか……?
「何が言いたい?」
そして何故、帝は怒ってるんだ?
敬語を使うことさえ忘れ
さっきよりも一層
睨みを効かす帝ーーーーー