空を舞う金魚
「砂本さーん。会社はナンパするとこじゃありませーん。お仕事してくださーい」
背後から声が掛かって飛び上がるほど驚いてしまった。逢坂さんだった。砂本さんもびっくりしたようで、驚かすなよ、と文句を言っていた。でも今の場合は逢坂さんの言う事の方が正しい。
「なになに? 砂本さんはついに腹をくくったんですか?」
逢坂さんはおちょくるような笑みを浮かべて砂本さんに迫っていた。そんなんじゃないよ、と砂本さんは逢坂さんをあしらっていたけど、ちょっと耳の先が朱(あか)かった。
「人気者の砂本さんの挙動はみんなに見られてますからねー」
去って行く砂本さんの後を追い掛けながら逢坂さんが言っていた。…そうなんだ。じゃあ、昨日の給湯室でのことも、もう部内で知れてしまっている…? それはちょっと恥ずかしい、と千秋は思った。
背後から声が掛かって飛び上がるほど驚いてしまった。逢坂さんだった。砂本さんもびっくりしたようで、驚かすなよ、と文句を言っていた。でも今の場合は逢坂さんの言う事の方が正しい。
「なになに? 砂本さんはついに腹をくくったんですか?」
逢坂さんはおちょくるような笑みを浮かべて砂本さんに迫っていた。そんなんじゃないよ、と砂本さんは逢坂さんをあしらっていたけど、ちょっと耳の先が朱(あか)かった。
「人気者の砂本さんの挙動はみんなに見られてますからねー」
去って行く砂本さんの後を追い掛けながら逢坂さんが言っていた。…そうなんだ。じゃあ、昨日の給湯室でのことも、もう部内で知れてしまっている…? それはちょっと恥ずかしい、と千秋は思った。