空を舞う金魚
*
夏休みの後の土曜日。滝川からラインが来て、暇だったら本当にコスメを見に行かないかとお誘いがあった。以前の会話を覚えていてくれたんだと思うと嬉しくて、是非、と応じていた。
午後二時半に待ち合わせをして、コスメショップへ。千秋は普段流行りの色などは気にせず、あまり派手過ぎないベージュ系の色を常に選んでいたので、千秋の隣でテスターを次から次へと手の甲に引いて、色を確かめている滝川の様子を物珍しそうに見た。
「千秋ちゃんはさ、下唇の形が良いからティントが良いよ。艶っとしてキスしたくなる唇になるよ~」
「えっ、そういうのはなしでお願いします!」
千秋が慌てると、滝川は、あははは、と笑った。
「そんなに拒否しなくても~」
夏休みの後の土曜日。滝川からラインが来て、暇だったら本当にコスメを見に行かないかとお誘いがあった。以前の会話を覚えていてくれたんだと思うと嬉しくて、是非、と応じていた。
午後二時半に待ち合わせをして、コスメショップへ。千秋は普段流行りの色などは気にせず、あまり派手過ぎないベージュ系の色を常に選んでいたので、千秋の隣でテスターを次から次へと手の甲に引いて、色を確かめている滝川の様子を物珍しそうに見た。
「千秋ちゃんはさ、下唇の形が良いからティントが良いよ。艶っとしてキスしたくなる唇になるよ~」
「えっ、そういうのはなしでお願いします!」
千秋が慌てると、滝川は、あははは、と笑った。
「そんなに拒否しなくても~」