丸い課長と四角い私
その日も、押しつけられた仕事のために、ひとりで残業していた。
……もうやだな。
会社、辞めちゃおうかな。
「なんだ、まだ仕事してたの」
「……すみませんね、仕事が遅くて」
いつも通りの嫌みな声に、反射的に言葉を返す。
出張から帰ってきた声の主は自分のデスクに行き、そのまま無言で仕事を始めた。
一時間程たって自分の仕事が終わり、帰ろうとしたとき。
「終わったんだ。
なら、食事に行くよ」
「は?
なんで私が、蔵田課長と?」
「社外ミーティングだよ、社外ミーティング。
ほら、さっさと行くよ」
「え?
は?」
訳わかんなくて困惑している私の腕を掴むと、蔵田課長はさっさと歩き出した。
つれてこられたところは個室の居酒屋だった。
まだパニクっている私を無視して蔵田課長は注文をし、気がついたときには目の前にビールのジョッキがおかれていた。
「とりあえず、飲もう」
「……」
……やっぱり意味、わかんないんですけど。
無言でにらんでいる私に、はぁっと小さくため息をついて蔵田課長は自分のジョッキに口を付けた。
……もうやだな。
会社、辞めちゃおうかな。
「なんだ、まだ仕事してたの」
「……すみませんね、仕事が遅くて」
いつも通りの嫌みな声に、反射的に言葉を返す。
出張から帰ってきた声の主は自分のデスクに行き、そのまま無言で仕事を始めた。
一時間程たって自分の仕事が終わり、帰ろうとしたとき。
「終わったんだ。
なら、食事に行くよ」
「は?
なんで私が、蔵田課長と?」
「社外ミーティングだよ、社外ミーティング。
ほら、さっさと行くよ」
「え?
は?」
訳わかんなくて困惑している私の腕を掴むと、蔵田課長はさっさと歩き出した。
つれてこられたところは個室の居酒屋だった。
まだパニクっている私を無視して蔵田課長は注文をし、気がついたときには目の前にビールのジョッキがおかれていた。
「とりあえず、飲もう」
「……」
……やっぱり意味、わかんないんですけど。
無言でにらんでいる私に、はぁっと小さくため息をついて蔵田課長は自分のジョッキに口を付けた。