Star of Galaxy
羨ましいって言われても

 「茶美、おはよう」
「おはよう」
朝、教室に入ってすぐに声を掛けてきたのが森山鈴音(モリヤマ スズネ)。私のすぐ後ろの席。私は席に着くとすぐに後ろを向いて鈴音の方に身体ごと向ける。
「勉強した?」
「するわけないでしょ」
「またまた~。ま、鈴音は今更焦ってしなくても頭の出来が違いますからね~」
「何?それ新種の嫌味?」
鈴音とは中学からの友達で部活も一緒のテニス部だから、学校にいるときはずっと一緒にいる。
「ってか、早くテスト終わってテニスしたいね」
って、鈴音。
「違うでしょ。早くテスト終わって、押田先輩に会いた~いっ!でしょ」
「やだっ、そんなはっきり言わないでよっ」
鈴音は両手で頬を押さえて固まった。このネタ振るといつも鈴音はこうなる。可愛いというか、わかりやすいというか。
「でも、この夏で先輩引退しちゃうんだよね。寂しいな」

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