御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
 寝室に日が差し込み朝を告げる。

「ん〜」っと、伸びをして辺りを見回し真琴は驚いた。

 昨夜、畳の上でゴロゴロしていた記憶はある。が、今は立派な寝心地がいいベッド。横を見ると寝顔まで美しい仁の姿。気持ち良さそうな寝息を立てている。

 もう少し寝かせてあげたいが、まだ把握しきれていない別荘に不安を感じる。

「仁さん」

 真琴の呼びかけに、パチっと目が開く。

「真琴、どうした?大丈夫か?」

 寝起きの回らない頭で、真琴を気遣う。

「うん。ゆっくり寝てスッキリしたよ。心配かけてごめんね」

「環境が急激に変化したんだ。当分無理しないでくれよ」

「うん。そろそろ起きない?仁さんは仕事でしょう?」

「ああ。真琴は数日のんびりしてろよ」

「うん」

 春樹から、環境や気候に慣れるまで少しのんびりしてから、仕事を手伝ってほしいと言われた。春樹の気遣いをありがたく受けたのだ。

「じゃあ、リビングに行こうか。その前に……」

 仁は真琴を抱きしめ『チュッ』とキスをした。

 朝から幸せだ。



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