御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
 別荘の冷蔵庫には、沢山の食材が入っていた。

「仁さん、いつも食事はどうしてるの?」

「いつも適当だ」

「朝は、パン派?ごはん派?」

「どっちでもいいよ。真琴が作ってくれるなら」

「じゃあ、夜ご飯は?」

「いつも、春樹と適当に食べてる」

「じゃあ、作らない方がいい?」

「真琴が作ってくれるなら、帰って食べるよ」

「でも、それじゃあ田沼さんが……」

「自分でなんとかするだろ?」

「せっかく食材が沢山入ってるから、田沼さんも一緒にどう?」

「……」

 真琴の料理を自分ですらまだ食べていないのにと、葛藤しているのだが真琴は違う意味に取ったらしい。

「一応、食べれるものは作れるよ?」

「味の心配じゃないんだが。わかった、春樹も誘うよ」

「うん!」

 笑顔の真琴に何も言えない。

「真琴、大事な事だが、城之内リゾート内は自由に散歩したりは構わないが、絶対に敷地は出ないようにな」

 治安は悪くないが、土地勘がない真琴をひとりで外出させるのは不安なのだ。




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