御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
 片付けを続ける真琴と話をしている社員のいる会議室に、なぜか社長が戻ってきた。

 『コンコン』開け放たれた会議室の扉をわざとノックする。

「しゃ、社長!どうかされましたか?」慌てだす女子社員。

「探しものをしていてね。ここかと思って」

「社長、社長のお席は片付けましたが、特になにもありませんでした」

「そうか……。月野さん、私も手伝うよ」

 社長が腕まくりを始めた。

 それを見て慌てるのは、話を聞いてるだけで手伝いもしていなかった女子社員だ。

「社長。私達が!」

「無理しなくていい。今まで、手伝ってなかったって事は何か用事があるんだろう?」

「……」

 社長にサラッと嫌味を言われ黙り込んでしまう。

「社長、話も終わりましたし、僕達がしますので」

「みんなでしたらすぐに終わるだろう?」

 社長が率先して動き出した。

 もうみんな何も言えない……。

 黙々と片付ける……



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