御曹司の極上愛〜偶然と必然の出逢い〜
「えっ、花田さん……」

「専務、今、社長の事を田沼くんに聞き驚きました。ご愁傷様です」

 巨大な会社のトップの急死。まだ、世間には発表されていない。春樹が花田社長ならと判断し伝えたのだろう。

 花田さんも状況を理解しているはず……。

「ご丁寧にありがとうございます。急な事で……」

「何かお手伝いできる事があれば、いつでもお声掛け下さい」

「ああ、ありがとうございます。ところで、花田さんはどうしてこちらへ?」

「はい……。それが」チラッと遠くに座る彼女を見る。

「彼女に何があったんです」

「今日の午前中に、警察より彼女のスマホに連絡が入りまして。月野さんのご両親が事故に……」花田の言葉からよくない状況がわかる。

「で?」

「はい。病院に向かった月野さんから連絡が入りまして、ご両親共に即死だったと……」

「「そんなっ!」」

 思わず俺も春樹も声が出る。

「月野さんは兄弟もおらず、親戚も付き合いがないと聞いたので、力になれることはないかと……」


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