マリオネット★クライシス

お、おたっ……?

がくって転げ落ちそうになっちゃった。

なんだ、違う人の話だ。
わたしたちの他にも観覧車でキスしてた18歳のカップルがいたんだろう。
あーびっくりした。紛らわしいなぁもう。

でもお尋ね者って……

そんな物騒な人が同じ乗り物に乗ってたなんて、ちょっと怖いな。
もしかしてあのお兄さんたち、警察かなんか?

ま、どちらにしてもこっちには関係ないよね。

ホッと息を吐き姿勢を戻そうとして――次の一言が耳に突き刺さった。


「それは言いすぎだよ。それじゃまるで、ジェイが犯罪者みたいじゃないか。まだ何もわかってないのに」


え?


ジェイ……?


今、金髪の人、ジェイって言わなかった?


喉を塞ぐ唾をなんとか飲み込み、ぎぎぎ、とぎこちなく視線を戻すと、茶髪の人が、「はっ」てバカにするみたいに笑ってる。

「ファストフードでバーガー食って、遊園地で絶叫マシン? プリクラ撮って、観覧車でキスして? まぁ犯罪者っぽくはないよな」


「っ!!」


< 149 / 386 >

この作品をシェア

pagetop