マリオネット★クライシス
お、おたっ……?
がくって転げ落ちそうになっちゃった。
なんだ、違う人の話だ。
わたしたちの他にも観覧車でキスしてた18歳のカップルがいたんだろう。
あーびっくりした。紛らわしいなぁもう。
でもお尋ね者って……
そんな物騒な人が同じ乗り物に乗ってたなんて、ちょっと怖いな。
もしかしてあのお兄さんたち、警察かなんか?
ま、どちらにしてもこっちには関係ないよね。
ホッと息を吐き姿勢を戻そうとして――次の一言が耳に突き刺さった。
「それは言いすぎだよ。それじゃまるで、ジェイが犯罪者みたいじゃないか。まだ何もわかってないのに」
え?
ジェイ……?
今、金髪の人、ジェイって言わなかった?
喉を塞ぐ唾をなんとか飲み込み、ぎぎぎ、とぎこちなく視線を戻すと、茶髪の人が、「はっ」てバカにするみたいに笑ってる。
「ファストフードでバーガー食って、遊園地で絶叫マシン? プリクラ撮って、観覧車でキスして? まぁ犯罪者っぽくはないよな」
「っ!!」