マリオネット★クライシス
「ユウ、走れ!!」
ジェイに強く手を引かれ、とにかく必死にもつれる足を動かし、走り出すわたしだったけど。
3人の動きは素早く、あっという間にすぐ後ろまで迫ってきて――
追いつかれる!!
「チッ」
横で舌打ちの音がした、と思ったら、
ジェイは落ちていたペットボトルを走り抜けざま拾い上げ、そのまま後ろへ……!
「うわぁっ」
それは見事に一人の男の足元に着地し、バランスを崩させ転倒させることに成功。
けれどその間に、残りの2人がこっちに追いついた!
「きゃああっ!!」
掴みかかってきた大男――……
ジェイがわたしの手を放した。
「ユウ、このまま走れ!」