子作り政略婚のはずが、冷徹御曹司は蕩ける愛欲を注ぎ込む
残念ながらまだおねだりはしてくれないが、それも時間の問題だと信じている。
ベッドの上でも積極的になるのだろうか、と余計なことを考えて手が止まった。
彼女は昨夜も頬を紅潮させながら、息を荒らげ、甘い声で俺の名を呼んでいた。何度も好きだと囁き、俺の背に腕を回して。
「どうしたの?」
「なんでもない」
手を止めていたからか、琴葉が見つめてくる。
今は非常にまずい。俺は菓子を作らなければならないのだ。
「手伝おうか?」
「いい。じっとしてろ。邪魔だぞ」
「保名さんが料理するとこ、見たい。だめ?」
「……勝手にしろ」
思いがけず、おねだりの機会が訪れてしまった。
ベッドの上でも積極的になるのだろうか、と余計なことを考えて手が止まった。
彼女は昨夜も頬を紅潮させながら、息を荒らげ、甘い声で俺の名を呼んでいた。何度も好きだと囁き、俺の背に腕を回して。
「どうしたの?」
「なんでもない」
手を止めていたからか、琴葉が見つめてくる。
今は非常にまずい。俺は菓子を作らなければならないのだ。
「手伝おうか?」
「いい。じっとしてろ。邪魔だぞ」
「保名さんが料理するとこ、見たい。だめ?」
「……勝手にしろ」
思いがけず、おねだりの機会が訪れてしまった。