子作り政略婚のはずが、冷徹御曹司は蕩ける愛欲を注ぎ込む
温めるだけでいいならレンジでも大丈夫だろうか、それとも保名さんにトースターがどれかを聞くべきか。しかし彼は仕事の準備で忙しいはずだ。こんな質問で彼の時間を無駄にするのは気が引ける。
こんな時、どうすればいいのか、なにをするのが正しいのか私にはわからなかった。
食パンを片手におろおろしていると、部屋から保名さんが戻ってくる。
「……なにをしてるんだ?」
スーツに着替えた保名さんが、立ち尽くした私に向かって問う。
「すみません、トースターがどれかわからなくて……」
「トースターもわからないのか?」
咎めるような響きにびくりと肩を震わせる。
こんな時、どうすればいいのか、なにをするのが正しいのか私にはわからなかった。
食パンを片手におろおろしていると、部屋から保名さんが戻ってくる。
「……なにをしてるんだ?」
スーツに着替えた保名さんが、立ち尽くした私に向かって問う。
「すみません、トースターがどれかわからなくて……」
「トースターもわからないのか?」
咎めるような響きにびくりと肩を震わせる。