元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
先ほどまで楽しそうに話していた彼女の変化が少し気になったが、
まぁ、元々リアム様の婚約者だったし、リアム様との婚約を指示する人も中にはいるもの。
と、その時はそう解釈し、特に追求することはしなかった。
しかし、この時のアリスの怯えたような表情の理由が明らかになるのは、それから数日後のことだった。
時刻は15時に差し掛かろうとしていた。
ちょうどティータイムの時間で私は1人自室で紅茶を嗜む。
…今日のは、ダージリンかしら?
なんて、ゆっくりした時間を過ごしていた時だった。
「お、お待ち下さい。お嬢様に確認を取らなくては…」
「…旦那様がいらっしゃない日に限ってこんな」
そんな、ルーナやアリスの慌てた声に合わせて私の部屋のドアが開いた。