元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています

「…エレノア…会いたかった」

そこには、元婚約者リアム・コックスの姿があった。

「…リアム様」

…少しお痩せになったみたいね。

覇気がまるでない疲れたような表情のリアムは、以前の生き生きした彼を知っている者からするととても同一人物だとは思えないだろう。

「…エレノア。本当にすまなかった、僕がどうかしていたんだ…本当に…何でこんなことに…」

私の姿を確認し、頭を伏せ、後悔していると述べる彼の姿に心が痛まないと言えば嘘になる。

…こんな、姿見たくなかったわ。


ただ、過ちを犯したのは彼。

それを許せるほど私も大人ではないし、もうすでに私の気持ちは彼にはない。

リアムの姿を見て、それを再認識した。
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