元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
口籠るシャーロットに対して、私は確信を持つ。
やはり、何かおかしい
と。
くるりと踵を返し、シャーロットに向き直り、ソッと肩に手をおいた。
ピクリと、小さく反応を示す彼女に、
「シャーロット…あなたどうしたの??最近のあなたが以前と少し違ったように感じることがあって…何か私に言えないことでもある?」
視線を合わせ、優しく問いかける。
その時だった。
先程まで泣いていたはずのシャーロットから表情がスッと消え、
「…お姉様、なんで信じてくれないの?私が以前と違うですって?いいえ、変わったのはお姉様のほうよ!前は私の言うことを信じてくれたのに…」
と、吐き捨てるように言い放つ。
「シャーロット…?」
「リアム様の時だって、私のことを心配してくれていたわ。なのに、なのに…お姉様が変わっわたのはノエル様のせい?」