元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています


ノエルに聞いても内容自体は、はぐらかすだけで教えてくれないし…。

まぁ、お父様も喜んでくれてるから、結果的には良かったのだけれど。


若干、有耶無耶にされて気にはなるが、男同士の秘密というやつなのだろうと思い、こちらから聞くのは諦めつつある。


「ルーナ、今日も素敵にしてくれてありがとう。やっぱり、ルーナの腕は確かだわ」


ルーナが選んでくれた白のレースを基調としたAラインドレス。

胸元には細かい刺繍が施されており、腰の辺りには大きめのリボンがついている。シンプルだが、可愛らしい感じで私も気に入っている。


「お嬢様の衣装やらメイク全般は私の仕事ですもの!」


誇らし気に、そう言うルーナは嬉しそうに目を細めた。

< 246 / 318 >

この作品をシェア

pagetop