元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
ノエルに聞いても内容自体は、はぐらかすだけで教えてくれないし…。
まぁ、お父様も喜んでくれてるから、結果的には良かったのだけれど。
若干、有耶無耶にされて気にはなるが、男同士の秘密というやつなのだろうと思い、こちらから聞くのは諦めつつある。
「ルーナ、今日も素敵にしてくれてありがとう。やっぱり、ルーナの腕は確かだわ」
ルーナが選んでくれた白のレースを基調としたAラインドレス。
胸元には細かい刺繍が施されており、腰の辺りには大きめのリボンがついている。シンプルだが、可愛らしい感じで私も気に入っている。
「お嬢様の衣装やらメイク全般は私の仕事ですもの!」
誇らし気に、そう言うルーナは嬉しそうに目を細めた。