元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
「お姉様と…リアム様が婚約…」
その事実を知ったのは、私が10歳。
お姉様とノエル様は、12歳。
そして、リアム様が15歳の時だった。
「えぇ。そうなの!」
頬を赤らめ、嬉しそうに話すお姉様に私は愕然とした。
…お姉様が、私のもとから離れてしまう
唐突に突きつけられた現実に、ガツンと頭を殴られたような衝撃がはしる。
それに、お姉様の表情をみると、少なからずリアム様のことを思っているのは幼いながらも理解できた。
「お姉様…おめでとう。私も嬉しいわ」
口ではそう言いつつも、心では全く逆の感情が芽生えているのを私は感じていた。
お姫様みたいなお姉様には…本当の王子様みたいな方でないと釣り合わないわ。