元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
…二人には悪いけど、俺も本当は平民じゃないんだよな…。
アルバート・ミラーズ。
それが、アカデミー内での俺の名前であり、身分としては、平民。
しかし、本名は、アルバート・ミラー。
そう、ミラー公爵家の一人息子である…。
訳合って、アカデミーの中では、身分を隠している俺。
知っているのは、学園長と一部の教師陣だけだ。
…というわけで、実は貴族な俺が、平民期待の星にはなれないことは、申し訳ないが
…二人が俺のことを評価してくれることに関しては素直に嬉しいな。
と、一人感動していたのもつかの間、
「てか、アルバート…お前、エレノア様に話しかけてみろよ〜。ノエル様に対抗できそうなのお前しかいないし…お前が仲良くなれば必然的に友人である俺らもお近づきになれるだろ〜!」
マルロがニヤニヤしながらそんなことを言い出した。