元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています

「久々に腕がなります〜!ノエル様の注文は最高に可愛くとのことですので!お嬢様〜髪はやっぱり、金髪にします??あ!この銀髪のカツラもいいですわね!今回はこれにしましょうか」

ルーナのマシンガントークを聞いて、私はようやく悟った。


…もしかして、また変装するの…??
 

「それいいですね!流石ルーナさん、センスがいいです!!エレノアお嬢様、今回は街によくいる可愛らしい女の子って感じがコンセプトらしいですよ〜」

ルーナを手伝うアリスもわくわくしたように、私に声をかけてくる。

「アリス、最近の街の女の子の流行りって何かしら?」

「うーん、そうですねぇ。最近は少し露出しているファッションが人気みたいですよ。ほら、この肩がちょっと出てるワンピースとか」

「あの、普通でいいからね。目立たない感じで…」

一応、二人にそんな提案をしてみたが、果たして聞こえているのだろうか。


その後、

二人の選んだコーディネートとメイクが施された私は全身鏡の前で絶句した。

ロングストレートの銀髪のカツラは、綺麗だったから良しとしても、服がちょっと甘すぎる。

ミニ丈とまではいかないが、普段は絶対に着ない膝上丈の水色のワンピース。

胸元には、大きめリボンとフリルがあしらわれている。

アリス曰く、最近の町娘がデートの時に着るファッションとのこと。

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