元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています

ホテルマンから無事にディナーを受け取り、テーブルの方に準備をした私は再度寝室の方に戻ろうとしていた。

カチャ

と、ドアノブを回すと、すでに浴室を出たノエルがバスローブを着て立っている。

「あら?ノエル…もうあがったの??さっきね、ホテルマンの人がディナー持ってきてくれたから、テーブルに準備して…」

るわよ、と言葉を続けようとしたが、私はノエルが持っているモノを見て、目を見開いた。


「…ふーん。こういうのエレノアも着るんだ…というか、もしかして今夜期待してくれてたのかな?」

そう言って、微笑むノエルの手には、ルーナが仕込んだ下着とネグリジェが握られていたのだ。

「ど、どうして…」

「あぁ。タオル足りなくてベッドに置いてるの使おうと思ったら…ね?隠さなくてもいいのに。着てくれるんでしょ?」

「違うの!それはルーナが勝手に用意してたみたいで…断じて私の趣味とかでは…」


しどろもどろになりつつ、後ろに下がる私。

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