元婚約者の弟から求婚されて非常に困っています
…私って何でこんな人が好きだったのかしら。
リアムの情けない姿にどんどん自分の心が冷めていくのを感じる。
だって全部中途半端なんだもの。
どうせ浮気をするのなら、家を捨ててでもシャーロットと結婚するくらいの気合を見せてほしかったわ。
そこまでするなら私だって、リアム様とシャーロットのことを認め、応援できたかもしれない。
でも…結局は、シャーロットのこともお遊びで。
このままバレなければシャーロットとの浮気を続けながら、私と結婚しようとしていたことは明白だった。
「…リアム様、頭をあげてください」
「…エレノア」
私の言葉にリアムは、下げていた頭を上げ、嬉しそうに私を見つめる。
きっと、私ならちゃんと謝れば許してくれるなんて思ってるのだろう。
…悪いけど私もそこまで甘くないわよ?
「私、もう全然気にしてませんわ。だって、リアム様とは婚約破棄をしましたもの。今後誰とどうなろうが私には関係ありませんしね?だから謝って頂かなくて大丈夫です。要件がそれだけでしたらお引取りくださいませ」
と、バサッと言い放った。
最高の笑顔をそえて。