恋愛事情に問題アリ?
そんな事を考えてたら
知らない間に寝てた。

≪舞。≫

ん?

凪?

アレ?
凪がベッドに近づいてきて
真横に座った。

中学に入った頃から、私の部屋の中にはあまりはいってこなくなった凪。
理由は思春期の娘の部屋に入るのは抵抗があるってことらしい。

それなのに
その凪が部屋にいる。

横にいる。

んー・・・??
あ!そっか!
これは夢なんだ。
なぁんだ・
まぁ、でなきゃ、まずありえないもんね。

≪寝たのか?≫

ふふ♪おかし♪私、夢の中でも寝てるのかな。

≪舞・・さっきは、≫

・・・さっき?

≪…≫

ん?黙っちゃったぞ?

おーい凪ぃ~
わっ
凪の大っきな手が私の頭を軽く撫でた。
ガキっぽいからやめてって言ってるけど
実はこれ好きなんだ♪

ふふ♪

少し撫られた後
そのまま指は髪を伝っていく。
面白いな。夢ってこんな感覚までわかるんだ。
16歳になったから夢まで進化したのかな♪

ぴくっ。

≪・・っ≫


突然・・

だった。

凪の指が思いもよらない個所に触れた。
そのせいで、体が過敏な反応をしめす
それが凪にも伝わったんだろう

触れてた指が
そこから
離れていく。

私の



から。

って!


な///
なんつー夢だっ?


少しして
ハッと気づき、ベッドから体を起こすと
そこに凪の姿はなかった。

当たり前か
実際の出来事じゃないんだから。

今日はいつもより、凪に引っ付いてたせいか
服についてた残り香で
部屋の中には
凪の香水の香りがした。



愛しい香りに包まれて
朝まで眠りについた私が起きて1階に降りた時には既に
凪は居なくて、
テーブルの上には昨日手を付けていない状態でケーキが箱ごと置いてある。

冷蔵庫に貼り付けてあるホワイトボードに目をやると
そこには
≪行ってきます≫の文字が書かれてあった。

はぁ・・また凪より早く起きられなかった。
この時点でもうダメなんだろうな。
凪がしっかりしろって言うのも頷ける。

毎朝、凪より早く起きて
お弁当も朝ごはんもつくって
玄関まで送り出して~
いってらっしゃいのキス・・

あ・・

その妄想の途中で、昨日の夢を思い出す。
凪の指・・私の唇に触れた。

やけにリアルだけど、全然現実的にありえない夢。
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