恋愛事情に問題アリ?
「欲求不満か?!」

「ぅ///!!」
朝、教室に居た有紀ちゃんに昨日の夢の話をした途端
開口一番そう言われた。

「とうとう舞も限界かぁ。」
「う・・///そうかなっ、やっぱ、私、もう限界きてるのかなぁ、そうだよね
愛しの凪が傍に居ながら、ずっとおあずけ状態なんだもんね・・。」
「いやいや、おあずけって、ハナッからなんもないでしょーが」
「これは早く、凪と既成事実を作れってことだよね!」
「ちげーし、つか、話きけ。」
「あああっ、でもさ!いざとなるとさ!!///きゃぁぁぁ~~~無理~~~~っ///」
「でしょーよ。」
「有紀ちゃんもわかってくれるんだ!だよね!あんなイケメン目の前に来たらたじろぐよねっ!」
「いや、そーじゃねくてさ。」
「ぬ?」

「経験ないから行動に移せないんでしょ?実際は。」
「う!」

「ふ。」
「く!」
またしても出た!
有紀ちゃんの含み笑い攻撃!!

そりゃぁさ、大人っぽくて、彼氏ありーの、経験ありーの
有紀ちゃんから見ればさ、
私のことなんてガキにしか思えないんだろーケドさ。
それにさ
確かにさ、
有紀ちゃんの言う通りなんだけどさ。←図星だったのかよ!

「舞もさぁ~もう16なんだから。」

「え、あ、ああ、
う・・ん。・・ん?」
なに??有紀ちゃん??
何気に目が怪しいぞ??

「そろそろ」
「ん?」

「経験しちゃってもいいんじゃない?むふ♪」

「ん?」 
?しちゃう??むふ??

「け・い・け・ん・・・
って!!な、なぬ///??!!」

「とりあえず、喪失してみない?」
「は?」

「もち、凪さん以外の男とね♪」
「はあ??凪以外??
無理無理!マジダメ!!私、凪としかマジ無理だから!」

「はぁー・・・
だから、その凪さんとも無理なんじゃん今現在。いや未来永劫」

「う!」
おっしゃるとおりですが??!なにか?
つか、未来はわかんないじゃん??

それにさ
「・・やっぱ、ダメだよ、昨日だって凪に≪経験無」宣言しちゃったし・・」

「はあ??」
「ん??」

「あんた、凪さんとなに話してんの?」
「え?・・何って、その//まだか?って聞かれたから、そうだよって。」

「はああ??
あー・・まぁ、あんな若いパパだったらそれもアリなんだろうケド
ふつーはさ、自分の親父となんて、んな話ししないよ?つか、絶対したくない!」

「う//(そこまで強く否定しなくとも)・・あ、でも、普段はそんな話にならないよ、昨日はたまたま。
・・私がしっかりしてないから、心配だって事で怒られて。」
「えっ?凪さん、舞に怒ったの?」

「う・・ん。」

「そりゃ、めずらし」
「・・うん」 
有紀ちゃんはなんでもわかってる。
私が凪に怒られないことも。大切にされてることも。

「とうとう凪さんも子離れ考えてんのかも。」
「え?」

「だって、おかしいと思わない?
今まで、どんだけ舞がどんくさがろーが!
どんだけ迷惑な行動しようが、一度だって怒らなかったあの凪さんがよ?」

おい。

「なんで急に怒ったりしたの?どー考えてもおかしいでしょ?」

それより、なにより
有紀ちゃんの発言の方がかなり問題アリだと思いますが?
チクチク


「女か。」

「え」
ドキッ。

「凪さんもついに目覚めたかっ!だよね!あんなイケメンが今まで独身つらぬくなんて酷だよね!うんうん。世の女性にとっても酷だよねぇ~~~っ!!」

「・・・」

「ん?アレ?舞?どうした?いつもならめっちゃ食付くトコだぞ?」

「・・有紀ちゃん。」

「?」

私は、昨日の凪の口から出た女性の話しをした。


「・・・」
「・・有紀ちゃんはどう思う?その女の人のこと。」
「危ないね。」
「!や、やっぱりっ??!」
「うん!、確実に怪しい。つか、女の方は間違いなく凪さんに惚れてる。」
「!」
「ま、惚れない方がおかしいけど。」
「うん。それわかる。凪、かっこ良すぎだし、なんであんなにかっこいいの・・」
「だから、あんたも惚れたんでしょーが。」
「う・・//」ごもっともっす!

「こりゃ、面白く・・じゃなかった、真相を確かめたくなってきた~♪」
何気に、最初のセリフが気になりましたが??
妙にお目目が輝いているよーに見えるのは錯覚でしょうか??

「舞!」
「うわっ!な、なに!?」
いきなり有紀ちゃんに両肩をがっつり掴まれた。

「凪さんの会社に潜入するよ!」
「へっ?!」
「幸い、午後から担任居ないじゃん、お昼食べたらすぐに行こう!」
「へぇぇ???!!」
「気になるんでしょ?その女!」
「う!」
「私が、どんな女か見定めてやる!」
「は・・?」
「ふふふ♪」

ゆ、有紀ちゃん・・なに気にマジで楽しそうなんですケド?
私の心配はホントにしてくれてるのかい??

そんな私のことなどお構いなしな我が親友は
ウキウキとした足取りで自分の席へ戻って行った。
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