恋愛事情に問題アリ?
玄関で靴を履き替え、校門を出るまでその速度は続き、
出た途端、
止まった。

「?、安藤くん?」

「どこ?」
「え?」 またなにワケのわかんないことを・・
あ、そっか、私の家の方角かっ!

「えっと、とりあえずこっち。」
「ん。」
指を指すと、その方向へ向きを変え、今度はゆっくり歩き始めた。
でも、手は繋がれたままだ。
しかもいつの間にか!恋人繋ぎである。

うわ~~~ん凪~~~~ごめ~~~~ん

つか!
コレ!凪としたかったよ~~~~っ
ううっと項垂れながら歩く私とは対照的にルンルン♪と陽気に歩く安藤くん。
何を話すワケでもない。
別にしゃべるのが嫌なワケじゃない。
歩いている最中、ほとんど絶えることなく、
安藤くんの知り合いに出会うからだ。。
その度に、一言二言、言葉を交わしてるから、私としゃべってるヒマなど無かったてワケ。
気づけば、家に着いてた。

「ここ。」
「え?」

「ここ、ウチだから。」
「・・ウチって、ここでいいのか?」

「?・・はぁ・・いいです。」

「さっきは上がるのも拒否られたのに。」
「え?」
「まさか、舞んちでいいなんて♪」

「んんん???」

「じゃ、おじゃましま~す♪」
「えっ?えっ?///あ、あのっ?」
「舞、鍵。」
「あ、はい。」
ふつーに言われてふつーにポッケから鍵を出してしまった私。
その鍵を受け取った安藤くんは
まるで自分ちのごとく、いとも簡単に鍵を使い、玄関の扉を開けた。

「入んねーの?」
首を傾げそんな可愛い顔で聞いてくる。
「―///!」
ていうか?この進行状況は一体なんなんだ?

たしか、ウチまで送るだけって言ってたよね?なのに
なんで、いきなり家に上がるというところに設定が変わってしまったのだ?
靴を片方脱ぎだしてる安藤くんの制服を後ろから軽く引っ張った。

「なに?」

いえいえ。それはこっちのセリフですよ。

「早くしねーと、親父さん帰ってくんじゃね?」

いえいえ。それ以前の問題ですから。

「まさか、今さら、ダメだなんて言うんじゃねぇだろな?」

ひっ!
なんだ?いきなりまたあの魔王が降臨なされたぞ???

≪グイッ≫
「ひゃぁ//」
引っ張ってた手を逆に引っ張られ、またまた私の体は安藤くんの胸の中に
ダイブした。
んでもってまた鼻をぶつけてしまう

「痛たたっ///」
って・・え?
今度はなんだかさっきと違う。
息が苦し・・っ
視界が狭いっ。

・・っ////、あ、れ?

これってもしかして
私。
抱きしめられちゃってます??
~~~~~~////////

「あ、安藤くんっ////」

「ん?」
「な、っ、なにしてるんですか??」

「ん、舞を抱きしめてる。」
いや、それはわかってますって。
「そーじゃなくて///なんで、こ、こんなことするの?」
「は?」
「ていうか、なんで家ん中(玄関だけど)に居るの?」

「あ?舞がそう言ったんだろが。」
「えええっ???い、いつ??」
「は?教室で言ったろ、場所考えろっつって!」

「え・・?」

「で、校門でたとこでもう一回確認したハズだけど?」

「へ?」

「どこがいいんだ?って」

「・・・え・・と。」

「そしたら、こっちつって、着いた先は家だったろ、」

「・・・ぁあ・・」

「マジ驚いたな。」

それは驚きますね。

「まさか、舞んちとはね」

私も驚きですよ。

「やっぱ、家の方が落ちつくんか?」

見事なまでにご都合のいい解釈に。
でもですね?


「違いますから~~~~~~~~~~っっ!!!!」

「わ!」
私の叫び声に一瞬、たじろいだ安藤くん。
でもその位置からは解放してくんない。

ガチャッ
「んだ?舞、んなでけぇ声出し・・」

「え。」
「あ。」


ま・さ・
か・の

玄関に


凪、登場。
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