恋愛事情に問題アリ?
「降ろせ~~~~~~っ!!」

トサッ
ゆっくり背中を支えながらソファへと降ろされた。

その時に、凪の首元が
真正面に
引っ付きそうなくらいの近距離で見える。

はぁう////っ

あ、ダメ、
気絶しそ・・っ///
目ん玉も頭もクラクラしてきた。

「ご機嫌は直りましたか?」
ふ。と鼻で笑われ正気を取り戻す。

「な//、
凪っ!!」

「はぁ、
だから、呼び捨てにすんなって」

「そんな事、どうでもいいし!それよりもなんでネクタイが緩んでたのか説明して!」
「ああ?」
「私にもわかるよーに!納得できるよーな説明して!」
「・・はぁ。」
大きくて深いため息を一つついた後、凪は
私の隣に座ってきた。
ドキン///
て!、今はときめいてる場合じゃない!////
横に座った凪の方に向かい会うよう座りなおすと
すぐに目に飛び込んでくる
緩んでるネクタイを更に指で緩めている凪の姿。

「////」

その仕草だけで顔が赤らんでしまう。
そんな私を見て、手で顔を押さえながら思いっきりうな垂れる凪。

「な、凪?」
「はぁ・・・っ」
またもや大きなため息をつかれた。

「舞。お前・・」
「ん?」

「あ、・・いや、別にいい。」
「??なによ!言ってよ!」
「それより、このこと聞きたかったんじゃねぇの?」
指でネクタイを指しながら話を切り替えす。

「ぅ、ああっ!!そうそう!!ソレソレ!!」
「なんの掛け合いだ? ぷ。 」
「掛け合い違うしっ////!!、 つか、早く説明してよねっ!」 
全くその通りな言い方を指摘された上に、鼻で笑われてしまった私は、途端恥ずかしくなり、頬をぷうと膨らませた。
「ぶ。今度は、おたふくか?」
「ち、違うもん!///」

「まだまだ、お子ちゃまだな。」
そう言って腹まで抱えて笑い出しやがった。

ち。
「っ!もう!いい加減子ども扱いはやめてよね!今日で16歳になったんだから!
もう十分!大人なんだからねっ!」

「は?」

「ん?」
なに?凪の眉間にシワ寄ったぞ?
これは
不機嫌な時に見せる顔。

なんで?

「大人だと?」

「え?あ、・・うん。」

「相手ぇ、誰だ!」
「へ?」

「言ってみろ、俺の知ってるヤツか?」

静かな口調でしゃべってるケド
目からも背中からも負のオーラがバンバン出まくってる
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