月下の少女


マスターと幹事の男性が話してると数分後には着々と人が集まり、満席状態になった。


「キミも公弥さんと一緒に準備してくれたんだよね?知らない人のために準備してくれてありがとね。」


1人で端に立っているとさっきまでマスターと話していた幹事さんが私にまで挨拶してきた。


それは全く予想もしてない行動でやや戸惑いながら「仕事なので」と素っ気なく返事をした。


素っ気ない返事をした私にもニコッと笑みを浮かべてくれ、気まずい空気にならずに済んだ。


そんなことを考えていると、入口のドアベルの音がなり、さっきまでザワついていた店内が一気に静まり返った。


圧倒的なオーラ


彼を包む空気はどこか澄んでいて皆の目引くものだった。


彼を大半の皆はこう呼ぶ

“総長”と
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