月下の少女
……ん?今なんと?
「誰が誰と動くって…?」
「俺が春陽と。」
「…なぜ?」
「その方が都合がいいんだよ。」
私と瑞希さんが一緒だと都合がいい?
私にはひとつもその理由は見当たりませんが?
「私に拒否権は?」
「ないな。」
ですよね。
1人の方が身軽なんだけどな。
でもこれは反論の余地なしだし、仕方ないか。
それにしても250人か…。
さすがに一人でその人数相手にするのは無謀だ。
しかも全員武器を待っていると考えていいような連中ときた。
これは、荒れるな…。
関東連合vs大蛇
関東が真っ二つに別れた今、この界隈は相当不安定になる。
私も私なりに色々策練らないといけないかな。
「ハァ…。私は何をすればいいんですか?ここまで言うからには私にも何らかの協力をして欲しいんじゃないんですか?」
「さすが鋭いな。」
「誰でも気づきますよ。」
「春陽には俺らの助っ人として同盟を結んで貰いたい。」
「同盟?」
「そうだ。一匹狼で活動しているのはわかってる。だが、やべぇヤツらとの抗争が始まる前にできるだけ人材は揃えておきたい。春陽も関東が劣悪な奴らに奪われるのは望んでねぇだろ?利害の一致だと思うんだが?」
利害の一致か。
確かに一理ある。
いつも平和は望んでいるし、身の回りが荒れていくのを黙って見ている気は無い。
今回に関しては私だけでは荷が重すぎる。
関東連合という大きな力があれば願ったり叶ったりなのは一目瞭然だ。